川西市社会福祉協議会からお声を掛けて頂き、

2015年3月4日 川西市中央公民館にて

平成27年多田民生委員児童委員・民生児童協力委員研修会として

『在宅生活と医療ケアについて-訪問診療の観点から-』という演題で講演をさせて頂きました。

約100名の民生委員・協力委員の方がご参加して下さいました。

【骨子】

まずはじめに

『もしも自分や家族に介護が必要になったら?』という命題をお出しし、

その答えを出すためのヒントとして講演させて頂きました。

今日本が抱える課題(超高齢社会・認知症に伴って増大する莫大な医療費、

その結果として医療保険制度・介護報酬制度の劇的な変化)を提示し、

病院・介護施設・在宅介護の各々の現場で起こっている問題を紐解きながら、

結論として今後の選択肢としては『在宅医療・介護』しか残されていないことをご説明しました。

その上で、在宅介護を継続するには介護者への支援が最も重要であり、

そのためには介護者が一人でかかえ込むことなく、介護の専門家に相談しやすい環境づくりが必要で、

更に医療・介護の網から漏れている方(独居老人など)の掘り起しも重要であること、

しかし残念ながら現行の行政からの支援だけでは在宅介護は立ち行かなくなる現状をお話し、

地域住民でつくる自治会・民生員・社会福祉協議会が中心となって、

実行力のあるシステムとしての地域資源ネットワークを立ち上げることが必須であるとお話させて頂きました。

90分と長時間の講演だったため、聴講して下さった参加者もお疲れだったと思いますが、

民生委員の皆さんの今後の活動において、少しでもお役にたてる話ができたのであれば望外の喜びです。

                                さくらホームケアクリニック院長 久保雅弘

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