2012年3月17日に東京で開催される第14回日本在宅医学会大会において3つの演題を発表いたします。

②在宅における末梢挿入中心静脈カテーテル(PICC)挿入時のエコーの有用性について 

目的:肘から挿入する末梢挿入型中心静脈カテーテル(以下PICC)は、穿刺時の重篤な合併症が少なく,安全かつ簡便な静脈輸液路として有用である.但しX線透視が容易でない在宅でPICCを挿入する場合、PICC先端の位置確認が問題となる。今回われわれはエコーを用いて上大静脈内のPICC先端の確認and/or頚静脈へのPICC誤挿入の確認を行う事で先端の位置確認を行い、在宅におけるPICC挿入時のエコーの効用について検討する。

方法:2011年9月から当院で実施するPICC挿入時に、エコーを使用し、鎖骨下静脈~上大静脈を描出、PICCの先端を確認する。上大静脈の描出が困難な場合は頚静脈を描出し、頚静脈へのPICC誤挿入のない事を確認する。当院ではPICCにメディコン社製グローションカテーテル(外径4French、全長60cm)を、エコーとしてTOSHIBA社製ViamoとGE社製Vscanを使用している。

結果・考察:①PICC挿入時にエコーにて先端の確認・頚静脈への誤挿入の有無の確認ができたかどうか、②PICC挿入時の合併症(誤挿入・カテーテル挿入困難)、長期留置の合併症(静脈炎・中心静脈カテーテル関連血流感染症(CABSI))について結果を報告し考察を加える。

さくらホームケアクリニック 院長 久保雅弘

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